「勇気があるなあ…ボクにはできない」 バニラエアの一件について思うこと SNSが炎上した。「バニラエアが車椅子の客を這いずり上がらせた」と新聞社が報じたことによって賛否両論、燃え上がった。車椅子に乗った下半身不随の木島英登さんがタラップの下で乗車を拒否された。 いろいろな押し問答の末「じゃ、自分で上がる」っていう具合に両腕の力でタラップを登り席に着いたのだ。 その一報を見たボクの第一印象は「すごい人がいるなあ」。そういう感動だ。ちょっと変な言い方になってしまったかもしれない、車椅子乗りとしては羨望のまなざしにも似たような…もちろんその行為には間違いがあるとは思う。 けれど、その勇気をちょっと羨ましいとも思う。ボクにはできない。やろうともしなかっただろう。まあ、できないんだけど。 ボクはたった6年前に車椅子ユーザーになったばかり。いわば、障がい者の初心者だ。生まれてから車椅子ユーザーになった