[オスロ 25日 ロイター] ノルウェーで24日、28年ぶりに公務員のストライキが始まり、同国南西部ベルゲン郊外の刑務所では看守がストに突入したのを受け、受刑者52人に一時帰宅を認めるなどの措置を取った。 同刑務所の責任者が25日に語ったところによると、釈放された中には暴力、麻薬、経済犯罪のほか、性犯罪で服役している受刑者が含まれている。釈放された52人のうち、4人は保護観察処分となり、48人は5日間の一時帰宅が認められた。同責任者は、このような事態は「前代未聞」だとしている。 ノルウェーでの囚人への対応は収監よりも社会復帰が重視されており、この刑務所も逃走を防ぐための高い壁などがない開放型の施設。こうした施設には、社会を脅かすような凶悪犯は収容されないが、刑期終了が近づくと移送されてくることもあるという。