あまりにも長く独りでいると自己中心的傾向が強まり、それがさらに人を遠ざけ、より孤独に陥ってしまうという悪循環にハマるそうだ。 孤独と自己中心性が互いに強め合うことを発見したのは、米シカゴ大学の研究チームだ。 同チームは11年間に渡って50~68歳の229人から収集したデータから、孤独によって自己中心的な傾向が助長されることで、社会的な孤立がさらに深まることを明らかにした。 孤独は人を自己中心的にする 2006年の研究結果では、”進化”は人間が特定の感情、思考、行動をとるよう脳を形作ったと指摘していた。孤独が自己中心性を助長するという今回の発見は、この説に一致するものだ。 人間がここまで強い種に進化できたのは、社会的な交流に適応した脳の変化とそれによる相互の助け合いに負うところが大きい。 しかし相互の助け合いがない状況においては自分の利益にのみ集中し、自己中心的に振る舞うようになる。 この画