液晶パネルメーカーの「ジャパンディスプレイ」は、アジアのメーカーとの競争が厳しさを増すなか、生産の効率を高めるため、愛知県と千葉県の工場の製造ラインを一部廃止し、別の工場などへの異動が難しい従業員については早期退職の募集を行うと発表しました。 これに伴い、廃止される製造ラインで働いていた合わせておよそ600人の従業員のうち、国内の別の工場などへの異動が難しい人について、早期退職を募ることを決めました。募集は今月末から5月の半ばにかけて行うとしています。 このほか、中国の液晶パネル工場についても、今後、売却や閉鎖を含めた統廃合を検討しているということです。 「ジャパンディスプレイ」は、出資を受けている官民ファンドの「産業革新機構」の提案で、経営再建を目指す大手電機メーカー「シャープ」の液晶事業との統合を模索してきましたが、シャープが台湾の「ホンハイ精密工業」の傘下に入ることを決めたため、単独