山の○合目は、単純に高さを十等分したものではなく、 登山の難易度を表したものです。 裾野がなだらかで登りやすい山は、一合目の標高がかなり高くなります。 たいていの山では、一合目の距離が長く、 数字が大きくなるほど距離は短いが、急勾配になったりするなど、 道が険しくなっています。 また、山には複数の登山口があるところも多いですが、 当然ながら、山の形は綺麗な円錐形ではありませんので、 登山道によって難易度が異なります。 つまり、一つの山でも、○合目の標高が違ってくるのです。 <富士山の場合> 標高全体を十等分した時に、4割の高さに当たる1500m付近が一合目。 五合目になると、いきなり約2300mにもなります。 頂上までの残り約1400mが、いかに急勾配で難易度が高い道なのかが、 登らなくても想像できます。 また、吉田口の一合目は標高1525m、御殿場口の一合目は1300m。 この数字を見れ