石川・珠洲市の嘱託職員を務める巽通敏さん(52)は、1日午後4時過ぎに起きた震度5強の揺れを受け、勤務先の市役所に向かおうとしていた際、今度は震度6強の揺れが自宅を襲った。 【画像】割れた木材や釘が目の前に…倒壊家屋の下敷きになりながら撮影した映像 2階部分が落ちてきて、生き埋めとなった巽さんは、携帯電話のカメラで約38秒の映像を撮影していた。 生き埋めになった巽通敏さん「立っていられなくて、しゃがみ込んだら天井が落ちてきたみたいで...。気がついたら(周りが)真っ暗で、何も見えない状況だった」 左胸あたりが押さえつけられ、身動きが取れない中、スマートフォンで撮影したのが38秒間の映像。 周りをがれきに囲まれ、どこにいるかもわからない。 巽さんは、地震発生からおよそ15時間後に救出された。 長年、地元のケーブルテレビの制作に携わっている巽さん。 生き埋めの中で映像を撮影した理由を巽さんは、