5月下旬から6月上旬にかけて、秋田県鹿角市の山林にタケノコを採りに入った男女4人が相次いで死亡し、いずれもクマに襲われたとみられています。周辺で駆除されたクマの体内から人の体の一部が見つかり、地元の人たちの間に衝撃が広がっています。山で何が起きているのか、そして、人はなぜ危険な山に入るのか取材しました。 被害の始まり 5月21日。青森との県境に近い、秋田県鹿角市十和田大湯の山林で、タケノコを採りに入った79歳の男性が死亡しているのが見つかりました。頭や腹などに、かまれたり、ひっかかれたりしたような傷があったことから、クマに襲われたとみられています。 これが、一連の被害の始まりでした。翌日、およそ1キロ離れた山林で、78歳の男性が死亡しました。警察によりますと、男性は夫婦でタケノコを採りに入り、クマに遭遇。「クマ!クマ!」と妻に知らせ、妻は逃げて無事でしたが、男性は襲われたとみられています
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