将棋の羽生善治九段が、4日に行われた対局に勝って通算1434勝となり、大山康晴十五世名人が持つ勝ち数の歴代最多記録を27年ぶりに更新しました。 羽生九段は先月23日の対局に勝って、プロ入り後の勝ち数が「1433」となり、大山康晴十五世名人が平成4年に達成した歴代最多記録に並んでいます。 4日の対局は、羽生九段が次第に主導権を握る展開となり、午後7時43分、133手までで永瀬叡王が投了しました。勝った羽生九段は通算1434勝となって大山十五世名人の記録を27年ぶりに更新し、歴代単独1位となりました。 羽生九段は昭和60年、15歳2か月でプロ入りし、平成8年に当時の七大タイトルすべてを独占する史上初の「七冠」を達成するなどトップ棋士としての活躍を続け、去年2月には将棋界で初めて国民栄誉賞を受賞しています。 終局後、羽生九段は記者会見に臨み、「ことしに入ってから記録に少しずつ近づいていることには
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