「二股ソケットって何ですか?」 こないだ30代の女性編集者にそう言われて驚いたのですが、二股ソケットといえば、パナソニック(松下電器産業)創業当時の大ヒット商品じゃないですか! ご存じですよね? 昭和世代のライター・小口でございます。「松下電器は二股ソケットで大きくなったのよ」と親から言われて育ちました。あんな大企業も小さなアイデア商品が始まりで、「千里の道も一歩から」的なニュアンスで話していたのだと思います。Appleはガレージで創業したみたいなエピソードですな。 二股ソケットとは、電球を挿すソケットが2つある照明器具です。大正時代は今のように部屋にコンセントはなく、天井からぶら下がったソケットのみでした。そこに二股ソケットを付けて、片方にソケットからコンセントに変換するアタッチメントを装着すれば、照明と他の電気製品が同時に使えるとヒットしたのです。 私が小学生の時(昭和50年代)には、
![パナソニックの二股ソケットが今でも年間10万個も売れているって知ってた?|@DIME アットダイム](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f6242814718eade468b4c451ce76726abed233db/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdime.jp%2Fgenre%2Ffiles%2F2018%2F07%2F100000001001685298_10204_0011.jpg)