【ロンドン共同】英大衆紙サンは4日、昨年4月のネパール大地震で被災し、インド北部に移住した10歳前後の子どもたちが、英国の裕福な家庭に“奴隷”として約5250ポンド(約84万円)で売られていると報じた。 英国のメイ内相は「いかなる子どもも強制労働をさせてはならない」と人身売買を強く非難。警察などに事実関係を確認するよう指示を出した。 同紙によると、ネパール国境に近いインド北部では、人身売買業者がネパールから逃れて来た貧困家庭に、子どもを売らないかなどと話を持ち掛けているという。 ネパール大地震では約800万人が被災。死者は約9千人に上った。