ドライバー不足への対応が課題となっている運輸業界では、輸送の手段を長距離トラックから鉄道や船に切り替える「モーダルシフト」の動きが加速しています。 現在は東京と大阪・広島を結ぶ長距離輸送で貨物列車を利用していますが、今月から新たに名古屋と福岡の間でも列車の利用を始める計画で、1日当たりトラック60台分の輸送を鉄道に切り替えてドライバー不足を乗り切ろうとしています。 また、宅配大手の佐川急便は、先月から宅配便の荷物をトラックの代わりに一般の乗客が利用する鉄道で運ぶ取り組みを新潟県で始めました。今後、ドライバーの確保が難しい別の地域に広げていくことを検討しています。 一方、商船三井フェリーは、首都圏の運送会社が預かった荷物をその日のうちに船に積めるようにするため、今月から茨城県の港から北海道に向かうフェリーの出発時間を夜にすることで、長距離トラックの受け入れを強化しています。 運輸業界では、宅