【09衆院選】争点の現場(1) 教員、選挙に走る「民主政権で見返りを」 (1/3ページ) 2009.8.20 00:03 「教師がこんなことをやっちゃダメだってことは、本当は分かっている」 北海道教職員組合(北教組)に所属する札幌市近郊の自治体の男性中学教師は、自分が今回の衆院選に向けてやっている「選挙運動」について、こうつぶやく。渡された名簿に無作為で電話をかけ、民主党系の特定候補への支持を訴える電話作戦。近所へのビラ配り。指示は連合の選挙事務所から来るという。 「本当はやりたくない。電話もガンと切られたりするし。でもやらないと言えば、組合の上の人が負担をかぶることになるから…」 教師は続けて、「これだけ民主党を応援しているのだから、政権をとれば、必ず何か見返りがあると信じている」と語った。 ■有名無実化 教員の選挙運動は公職選挙法と教育公務員特例法で禁じられている。文部科学省は7月2