ラジオのAM放送で流れている番組が早ければ来年中にも、FMで同時放送されることになった。難聴や災害への対策が当面の狙いだが、ラジオ局にとっては高音質のFMにより聴取者を増やせるという期待もある。国のラジオに関する電波政策が転換点を迎える。 総務大臣の諮問機関・電波監理審議会が12日、難聴・災害対策を条件に、AM局にもFM放送の免許を出せるよう規制緩和することを認める答申をまとめた。 ただ周波数の関係で、国内で市販されているすべてのラジオで聴けるわけではない。ラジオ局は聴取が可能なラジオの増産をメーカーに働きかける意向だ。