新型コロナウイルスの感染拡大で、医療現場に必要な資材が不足するなか、鳥取県内の大学病院と企業が共同開発した、価格が安い紙製のフェイスシールドに多くの注文が寄せられ、会社では発送作業に追われています。 鳥取大学医学部附属病院と鳥取大学のベンチャー企業、それに倉吉市の段ボールメーカーが共同開発したフェイスシールドは、顔を覆い飛まつを防ぐ部分は空気や水を通しにくい特殊なフィルムでできていますが、頭に装着する部分は紙製で折り紙のように簡単に組み立てられます。 価格が1個120円と安く、使い捨てができるうえ、注文を受けて数日で納品できることから、先月下旬に量産を始めると、全国の医療機関などから注文が寄せられ、多いときで1日あたり3万個を生産しているということです。 メーカーでは、外出自粛の影響で、観光地の土産物の箱などの受注がストップしている分、社員をフェイスシールドの作業にまわして、検品や箱詰めに