3Dプリンタを使い、わずか24時間で住宅を建築する――という試みがロシアで行われ、見事成功したと報告されています。完成した住宅は約38平方メートルの広さで、ロシアのApis Cor社が中心となり、建築資材メーカー数社とサムスン電子の協力のもと製作されました。 完成した住宅 使用された3Dプリンタは、アームが最短4メートルから最長8.5メートル、高さ1.5メートル、幅1.6メートル、重量2トンというスペック。クレーン付きトラックに乗せて移動させることができ、名目上は一応「モバイル3Dプリンタ」ということになっています。 3Dプリンタを使った従来の建築方法では、工場でパーツを個別に3Dプリントしてから建設現場に運搬して組み立てるというのが主流でした。今回は3Dプリンタ自体を直接建設現場へと運び込み、「その場で住宅そのものを1棟丸ごとプリントする」というのが重要なポイントとなっていました。 3D