サクラの木などを食い荒らして枯らせてしまう外来種のカミキリムシの幼虫の被害に遭った木が全国で6800本以上あることが分かりました。 元々、中国などに生息していた外来種のクビアカツヤカミキリの幼虫は木の内部を食い荒らして枯らせてしまいます。群馬県立館林高校のサクラ並木はその被害に遭って4割以上が枯れてしまいました。 群馬県立館林高校・高張浩一校長:「ここもそっちもきれいなサクラの花を見せてくれたんですけど…」 クビアカツヤカミキリは9年前に埼玉県で発見され、生息地は全国に広がっていますが、ANNの取材でこのクビアカツヤカミキリによるサクラの木などの被害が今年3月までの1年間に全国で6800本以上に上っていることが分かりました。環境省はクビアカツヤカミキリを2年前に特定外来生物に指定し、対策に乗り出している自治体に補助金を交付するなど警戒を強めています。