(CNN) 観測史上最大級の勢力をもつ猛烈な台風30号(ハイエン)が8日午前、フィリピンに中部に上陸した。アキノ大統領は国民に警戒を呼びかけ、進路上の島では住民数千人が避難している。 フィリピン気象庁などによると、ハイエンの風速は87.5メートル、最大瞬間風速105メートル。 超大型ハリケーンに匹敵する勢力を保ったままフィリピン中部を横断し、8日深夜から9日未明にかけて南シナ海に抜ける見通し。 災害対策当局は、台風の進路上にある中部レイテ島のタクロバン市の住民を中心に、3800人以上を避難させた。 アキノ大統領は7日、「真の危険が差し迫っている」と警告し、国民に備えを呼びかけた。