トルコ・アンカラで取材に応じる、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に一時参加したフランス人女性(2015年6月18日撮影)。(c)AFP/ADEM ALTAN 【7月7日 AFP】彼女は、「アラーの法律が支配する土地」へ移り住みたかった。だが気付けば、女性が性の対象物として扱われる専横な暴力の世界に捕らわれていた。 フランス人女性のナディアさん(21歳・仮名)は、今年の春にイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」のメンバーにネットのチャットルームで勧誘され、ISが「首都」と呼ぶシリア北部ラッカ(Raqa)へ渡った。 だが彼女はすぐに幻滅した。過激化したIS戦闘員らが「コーランよりもカラシニコフ銃について夢想していた」からだ。 ラッカでISと過ごした激動の3か月の間に、彼女はISのメンバーと結婚・離別し、2回投獄された。それから何とか国境を越えてトルコに渡っ