家づくりの実務情報誌『日経ホームビルダー』は、コラム「とことん実証! 建材・設備」で、タンクレス便器の品質や施工性などを検証した。対象製品は、INAX「サティス」、TOTO「ネオレスト AHタイプ」、パナソニック電工「アラウーノ」。同一条件下で施工し、比較した。今回のテーマは、「洗浄ノズルの清掃性」。 洗浄ノズル自体に汚れが付着しないように、3製品とも防汚技術を施している。サティスとネオレストはノズルをコーティング。アラウーノはステンレス製の素材を採用した。では、汚れが付いた場合、どの程度まで自動的に洗浄する機能で洗い落とせるのだろうか。ノズルの先端部分に“模擬便”を塗り付け、1回だけ自動で洗浄した後の状態を比べた。 今回の実験では、下の写真のように3製品ともノズルに汚れが残った。特に、ノズル突端は擬似便が付いたままだ。試しに自動洗浄を何度も繰り返してみたが、突端の模擬便は落とせなかった。