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Mangaとreviewに関するmk16のブックマーク (7)

  • 鳥山明さんのいなくなった日3【夏目房之介のマンガ与太話 その30】 | マンバ通信

    鳥山明は、縦の間白(コマとコマの間)より横の間白を広くとり読みやすくする工夫など、先鋭的な作品ではむしろダサく見えてしまう表現上の更新もしている。が、それが典型的に示すように、新しい革新的な表現に注目しがちな批評言説からは注目されにくい作風である。けれど、彼は間違いなくジャンプ最盛期の牽引役で、その後のジャンプ路線のシンボルだった。のちにジャンプを支える『NARUTO』の岸斉史、『ワンピース』の尾田栄一郎ら、多くのジャンプ作家に影響を与えた。いわば読者を育て、そこから作家を生み出したのである。いいかえると、彼はジャンプの基準、範例のようにも見なされ、結果「明朝体」のように感じられるようになったのかもしれない。 鳥山明はとてつもない作業量をこなし、しかも締め切りを守った。その理由が、会社員を経験したので、〈原稿が遅れるといろんな人に迷惑がかかる〉*1と思ったからだという。ただ、絵を描くのが

    鳥山明さんのいなくなった日3【夏目房之介のマンガ与太話 その30】 | マンバ通信
  • 「鬼滅の刃」:炭治郎は成長したのか|kous37

    鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎は「やさしくて強く、また長男としての責任感が強い」少年だ。この作品全23巻の間に、彼はとても成長したと思うのだが、そうではないというご意見も読んだのでその辺りをどう考えるべきか、少し考えてみた。 考えながら第1巻を読み、思ったことを書いていたら再び完全に物語の力につかまってしまって、まあそれでは批評は書けないわけだけど、この物語の捕捉力の強さは異常だと改めて思った。そして内的にその必然性を追えば追うほど物語の深さがわかるという点で、この物語は一つの稀有な傑作だと改めて思った。 それはともかく、炭治郎はもともと決して強くはない。義勇に嘆願して土下座して「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」と叱咤されるし、鱗滝には「この子はダメだ。思いやりが強すぎて決断ができない」とがっかりさせる。もちろんその彼らの判断を乗り越えて、試練を克服した炭治郎は「禰豆子を人間に戻すため

    「鬼滅の刃」:炭治郎は成長したのか|kous37
    mk16
    mk16 2020/12/09
    誠実な書評と評判の記事。超ネタバレ注意。
  • 「鋼の錬金術師」が名作すぎる件 : ヤマカムセカンド

    「なんて幸せそうな顔して死んでんだい」 ヤベェ涙腺が崩壊しそうになるって。安らかに幸せそうな顔して死んで、「生きてて良かった」とか「充実した人生だった」とか振り返り「でもやっぱり死にたくねぇなぁと思っちゃうな」という台詞に胸熱ですよ。 思い返せば、ホーエンハイムの人生は波乱万丈というに相応しいものでした。有史以前、一夜で滅んだと言われるクセルクセスで奴隷23号として生活していたのが、後の"お父様"となるフラスコな中の小人と出会い、錬金術と様々な知識と「ヴァン・ホーエンハイム」という名前を貰いました。

    「鋼の錬金術師」が名作すぎる件 : ヤマカムセカンド
  • 壮絶!リストラマンガの世界 「55歳の地図」

    職のためなら何でもするズラ! 銭ゲバっぽいイントロでこんにちはJ君です。凄まじいばかりの経済不況が吹き荒れており、昨年末の派遣切り問題から始まって内定取り消し、正社員切りまでに波及するリストラもいよいよ格化。結構シャレになってない状況ですよね。 こんなサイトを更新しているJ君も、そろそろ会社をクビになってもおかしくな・・・まあその話はいいとして、今回はそんな経済不況下に不幸にしてリストラにあってしまった人達はどう生きていくのか?そんな生き様を描くシリーズ「リストラマンガの世界」をご紹介してまいります。 さて、第一弾としてご紹介したいのは「55歳の地図」という作品。作品は「実録!リストラ漫画家遍路旅」というサブタイトルにもありますとおり、仕事が無くなりえなくなってしまった漫画家、黒咲一人先生が自分探しのために四国八十八ヶ所の寺をまわる旅、いわゆる「お遍路さん」をするという壮絶なドキュメ

    壮絶!リストラマンガの世界 「55歳の地図」
  • マンガがあればいーのだ。 「バクマン。」の暴露に秘められた想い

    02<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>04 「もと子先生の恋人」を読んでやっぱり田中ユタカ先生はいちゃラブ悶えの達人だな、と。 この全開のラブラブ感。ピュアラブ。 「愛人-AI・REN-」や「ミミア姫」みたいな作品も勿論大好きかつ素晴らしいと思うのですが、 個人的にはこういった“普通”の中にあるラブっぷりこそが田中ユタカ先生の真骨頂なのかなぁと。 そういう意味で何か昔を思い出してしまってホロリと悶えました。 ちなみに僕の“初田中ユタカ作品”は「初夜-ヴァージン・ナイト-」だったんですよねー “らぶらぶえっち”と称するのが一番ピッタリなこの作品に初めて出会ったのは、 多分まだ高校生の頃。だからこそ、この作品は自分の中で忘れられない作品として刻まれてます。 未読の方は読んでみれば一発で理解ると思います。 こんなに

  • マンガがあればいーのだ。 「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(後編)

    02<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>04 マンガに埋もれたい。 面白い漫画に埋もれる事。 それはマンガ読みにとって一番の幸せだろう。 たった1冊の小さなが、僕らを「全く別世界」へと誘ってくれる。 自分1人ではきっと体験も経験も出来ないような世界を味わえる喜び。 それは正に至福の時。 面白い作品を読んでる時のあのワクワク感は何度味わってもいい。 読み終わるのが惜しくなる。もっと読んでいたくなる。 少しずつ、少しずつ残りページが少なくなっていく事が悲しくなる。 けれどページを捲る手は止まらない。だって面白いんだもの。しょうがないじゃないか。 もっとずっと読んでいたい。 面白い作品は、僕らの生きるエネルギーになるから。 そしてその「面白い」は、繋がっていく。 だって皆マンガが好きだから。 「面白い」は、広がって

  • マンガがあればいーのだ。 全4誌の「2008年マンガランキング」を検証してみました。

    02<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>04 今年も各誌で発表されました「2008年マンガランキング」。 ほぼ大方の所で出揃ったので、去年から恒例となったランキング検証をしてみたいと思います。 対象としたのは冒頭に画像を挙げた4誌。 ■このマンガがすごい! 2009 ■このマンガを読め!〈2009〉 ■オトナファミ 2009年 February ■ダ・ヴィンチ 2009年 01月号 それぞれ毎年独自のランキングを集計し、発表しています。 が、勿論各誌によって全然色が違ったランキングになっており、 その結果を比べてみると実に面白い。今年のマンガ界の動きが何となく見えてきそうな、 そんな気さえしてしまう2008年マンガランキング斜め読み。 ちなみにこの4誌を「マニアック度」「一般度」で分けてみるとこんな感じになると

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