水田が“油田”に 稲わらからバイオエタノール、運送用燃料製造にめど サッポロビールと大成建設 (1/2ページ) 2009.10.24 15:46 バイオエタノール製造の原料となる稲わらロール。200キログラムの稲わらから濃度99・5%のバイオエタノール26リットルを製造することが目標だ=10月19日、北海道恵庭市のサッポロビール北海道工場内(加納洋人撮影) 実りの秋。新米が出回る季節となったが、稲刈りのあとに残る稲わらでバイオエタノールをつくる実験プラントが10月から、サッポロビール北海道工場内で本格稼働し、一定濃度のバイオエタノールを製造することに成功した。現在、実用化に向け、効率的な製造方法の研究が進められている。石油などの化石燃料の代替エネルギーとして注目されるバイオエタノール。日本の水田が“油田”に変わる日も近い…。 研究が行われているのは、北海道恵庭市にある同ビール工場内にある