印刷関連トピックスJAL 520人が死亡した1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故で、運輸安全委員会が事故原因の解説書の作成を進めている。運輸省航空事故調査委員会(当時)がまとめた調査報告書について、遺族から「分かりにくい」との声が上がっていたためで、今月中にも公表する。 安全委は「結論自体を見直すわけではないが、報告書の説明は専門的で分かりにくい部分もあった」としている。 87年に公表された報告書では、飛行中に機体後部の圧力隔壁が壊れ、尾翼や操縦系統が損傷し、操縦不能に陥ったとされた。だが、隔壁破壊で起きるはずの強い空気の流れがなかったとする生存者の証言などもあり、一部の遺族が昨夏、当時の前原誠司国土交通相に疑問を投げかけた。