印刷 関連トピックス地震 気象庁は、強く長い周期の揺れでも振り切れない地震計「広帯域強震計」を導入することを決めた。東日本大震災では従来の広帯域地震計が振り切れてしまい、マグニチュード(M)の判定が遅れたためだ。3次補正予算で3億2900万円の要求を盛り込み、今年度中の整備を目指す。 長い周期の大きな揺れをつかめる広帯域地震計は既にあったが、今回の大震災では揺れが巨大でとらえきれなかった。海外の地震計のデータなどを使ったが、気象庁がM9近いと推定したのは発生から1時間近く過ぎた後。地震規模は津波の高さ予測などにも使われ、早急に把握できる仕組みが必要となっていた。 広帯域強震計の導入で、M9クラスでも15分程度で規模がつかめるという。現在約200カ所ある観測点のうち80カ所に整備する。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連リンク震災10分後にM9算出 長野の観測室、警報に使われ