2000年に日本の団体が発見した小惑星が、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長にちなみ「Ohsadaharu」と命名された。国際天文学連合(IAU、本部・パリ)が26日、発表した。 地球衝突の危険性がある小惑星を探すNPO日本スペースガード協会が運営する岡山県井原市の天文台で見つかり、NPO理事の山岡均・九州大大学院助教(天体物理学)らが命名を昨年9月に申請していた。昨年7月に王さんに会って快諾を得た際に「非常に光栄。名前が付くことで天文に興味を持つ人が増えたらいい」と話したという。 小惑星は直径3キロとみられ、火星と木星の間にある。太陽を3年8カ月かけ一周している。発見後に付いた惑星番号は「61189」で、巨人時代の背番号「1」やホークス監督時代の「89」が入っていたことも考慮したという。(奥村輝)
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