マーストリヒト中心部のコーヒーショップ。入り口には「18歳未満は立ち入り禁止」と3カ国語で書いてある=井田写す 専門店での大麻の購入・使用を公認しているオランダで、購入できる者を国内居住者に限定する動きが進んでいる。大麻が非合法な近隣国から客が集まり、地元住民と摩擦を起こしているためだ。一部の地方自治体が国外居住者への販売禁止条例を検討。実際に規制に入る法的な手続きが残っているが、注目を集めている。 条例をすでに作ったのはドイツ、ベルギーに近いマーストリヒト市。大麻の購入・使用ができる「コーヒーショップ」が市内に14軒ある。身分証明書を提示して18歳以上であると示せば、1人5グラムまで大麻を買える。その場で吸っても、持ち帰ってもよい。 市中心部のマース川に停泊させた船を使ったコーヒーショップの店内掲示は独、仏、オランダ3カ国語。周辺国からの来店者の多さをうかがわせる。店員によると、客