アップルがソニーに再び敗れる――。「BCNランキング」の週次データによる、携帯オーディオプレーヤーのメーカー別販売台数シェアで、2010年8月第1週(2010年8月2日-8日)、ソニーがシェア46.7%でおよそ1年ぶりにトップを獲得。8月第2週もシェア48.1%で引き続きトップに立ち、2位のアップルとのシェアの差を3.3ポイントに広げている。 ●“iPodの買い控え”だけでは説明つかない今年のシェア逆転劇 かつては国内外のメーカーがひしめきあい、量販店で大きな売り場を占めていた携帯オーディオプレーヤー。メーカー数は現在でも多いが、淘汰が進んで、事実上、「アップルのiPod」「ソニーのウォークマン」の二者択一となっている感がある。特にここ半年ほどは、この2社だけで携帯オーディオ全体の販売台数の9割を占め、残りの1割を十数社のメーカーが奪い合っている状態だ。 昨年の8月最終週(2009年8