一般的な話題 透明なカニ・透明な紙:バイオナノファイバーの世界 2013/11/7 一般的な話題, 化学者のつぶやき キチン, セルロース, ナノファイバー, バイオナノファイバー, 京都大学, 再生材料, 材料化学, 東京大学, 高分子化学 投稿者: GEN 11月6日、今年もカニ漁が解禁されました! カニといえば硬い殻で覆われた姿を想像すると思います。一見するとプラスチックのように見えますが、実は多糖類の繊維の複合体(キチン質)でできています。主成分となるキチンは、おおざっぱにいえば紙などに代表されるセルロースと同じような分子構造です。 食べたら捨ててしまうカニの殻やそこらへんにあふれている紙、これらは再生材料として大いに注目されています。そこで今回はキチンとセルロース、バイオナノファイバーについて書いてみたいと思います。 バイオナノファイバーとは? バイオナノファイバーとはその名の通