動物よけの電気柵に触れて家族連れらが感電した現場近くの仁科川の支流=19日午後9時、西伊豆町一色で(斉藤明彦撮影) 十九日午後四時半ごろ、西伊豆町一色の仁科川の支流に人が倒れてけがをしていると一一九番通報があった。救急隊員と下田署員が駆け付けると、子ども二人を含む男女五人が河原などに倒れていた。近くの女性二人もけがをしており、計七人を病院に搬送。そのうちの男性二人が死亡した。川の近くに野生動物よけの電気柵があり、下田署は七人とも感電したとみている。 同署と下田消防本部によると、死亡したのは川崎市宮前区東有馬一、尾崎匡友(まさとも)さん(42)と、神奈川県の四十代の男性の二人。四十代男性の妻とみられる女性(42)と、八歳の男児が重傷。尾崎さんの妻とみられる女性(43)と、もう一人の男児(8つ)、救助に向かった西伊豆町一色の山本澄江さん(75)がけがをした。