横浜市中区の映画館前には、「『ザ・コーヴ』上映を支持する会」のメンバーや賛同者らも集まり、プラカードを上げて上映を訴えた横浜市中区の映画館では初回の上映前に約15人が並び、報道陣も詰めかけた=横浜市中区 和歌山県太地町のイルカ漁を扱った米映画「ザ・コーヴ」の一般公開が3日、仙台や東京、大阪など全国6映画館で始まった。当初は6月26日公開予定だったが、保守系団体の抗議予告で3館が降り、一部上映館を替えて1週間遅れの封切りとなった。 シアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区)では午後1時の初回を前に、正午ごろには、東京都内の保守系市民団体のメンバー約30人が劇場前に集まり、拡声機で「反日映画は許さない」などと次々に叫んだ。現場に駆けつけた上映を支持する評論家と口論になり、制服姿の警官10人ほどともみ合いになるなど、現場は一時騒然とした。 横浜ニューテアトル(横浜市中区)では、午前10時