小説家の三島由紀夫が1963年に初めてノーベル文学賞の候補に選ばれ、最終選考の直前となる6人の候補にも残っていたことが分かり、ノーベル賞の受賞まで近い位置にいたことが明らかになりました。 これは、ノーベル賞を主催するノーベル財団が、公式ホームページで発表しました。 それによりますと、1963年のノーベル文学賞には80人が候補として推薦され、三島由紀夫も初めて候補に選ばれました。 そして、この年の受賞者であるギリシャ人の詩人、イオルゴス・セフェリスや、後の1969年の受賞者で、アイルランド出身の劇作家、サミュエル・ベケットらと共に、最終選考の直前となる6人の候補の中にも残りました。 結局、3人の最終選考の候補からは外れましたが、三島がノーベル賞の受賞まで近い位置にいたことが明らかになりました。 ノーベル財団によりますと、80人の候補の中には、三島のほかにも、3人の日本人が含まれていたというこ