国際広報メディア・観光学院 平成 21 年度 修士論文 車掌の口、乗客の耳 車内放送のメディア文化史 Conductors’ Mouths, Passengers’ Ears : Media History of Announcement in a Train 国際広報メディア専攻 メディア文化論コース 小勝 健一 OGATSU Kenichi eight_beater_pc@msn.com 2 車掌の口、乗客の耳 ―車内放送のメディア文化史― 1 序論 1-1 問題の所在 1-2 先行研究 1-3 本論文の展開と期待される成果 2 理論 2-1 鉄道車内の公共性 2-2 「声」をめぐって 2-3 各アクターの役割とコミュニケーション様式 2-3-1 車掌 2-3-2 乗実 2-3-3 車内放送機器 3 考察 3-1 横軸:車内アナウンスのメディア文化史 3-1-1 試験導入期(1920’
丑 とし 三冊 -一一一口 党 ポストモダン・ 力 ルチャ一のゆくえ 中 野 弘 美 序 西欧文学におけるモダニズムの 系譜をたどり ながら,後藤明生氏は 現代文化が産みだすメデ ィアとメッセージの 二項対立を脱構築してみせ てくれた (後藤,2002). この論考は後藤氏の 言 説を触媒としながら ,ポストモダン・ 力 ルチャ 一の輪郭を素描するささやかな 試みであ る. はじめに用語の 定義をしておきたい.モダニ ティとポストモダニティは 歴史上の特定の 期間 を区切る指標であ り,社会編成の制度的特性を 指す抽象概俳であ る.例えば,モダニティは, 中世以降の産業資本主義の 勃興と, 国民国家 (nationstates)体制の誕生によって 刻印される. これらの制度と 連動して個人主義・ 物神化 (commodificalion) . 都市化・合理化・ 官僚主 義・監視網 (su
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