ERP(統合業務)パッケージなどの業務アプリケーションをASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式で提供する米ネットスイートは3月8日、日本でのサービスを4月にも開始することを発表した。3月中に日本法人を設立して、営業を開始する。主に従業員数500人程度の中堅企業に売り込む。 記者会見した同社のザック・ネルソンCEO(最高経営責任者)は、「ソフトウエアをサービスとして利用する流れは止まらない」と強調(写真1)。「今後数年のASP市場の成長率は、パッケージ・ソフトの4倍に達するとの調査もある。その大きな柱の一つが、ERPになるだろう」と続けた。 同社の「NetSuite」は、ERPに加えてECサイト構築とCRM(顧客関係管理)を含めた業務アプリケーションのASPサービス。Webブラウザ上の利用者画面である「ダッシュボード」で、受発注の状況や売り上げといったデータをリアルタイムに把握