携帯電話業界などでつくる「電波環境協議会」は6月30日、病院などの医療機関で野、携帯電話の使用について新しい指針案をまとめた。これまでは、携帯電話の電磁波が医療機器に影響を与える恐れがあるとして、医療機関内では電源を切るよう求められることもあったが、新案では病室での使用を認めるなど、一部の制限を緩めた。朝日新聞デジタルなどが報じた。 いまの指針は1997年につくられた。当時は、医療機器などに影響する電磁波の強い携帯が多かったため、医療機関では原則として携帯を使うのを禁じ、診察室や病室などは電源を切ることになっている。 新しい指針案は、携帯やスマートフォンの電磁波が弱まっていることもあり、患者や医療機関を訪れた人向けに使える場所と使えない場所を分けた。電磁波の影響が心配な機器から携帯を離す目安は「1メートル程度」とした。 (朝日新聞デジタル「手術室×、病室○ 医療機関での携帯使用に新指針」2