厚生労働省は30日、新型コロナウイルス感染拡大に関連する解雇や雇い止めが、見込みを含めて29日時点で4万32人になったと明らかにした。7月1日時点で3万人を超えてから1カ月弱で1万人増加した。政府が緊急事態宣言を全面解除してから2カ月が経過した現在も、失業者がだんだんと増えている実態が浮き彫りになった。 厚労省は2月から各地の労働局やハローワークに相談があった事業所の報告に基づき、解雇や雇い止めの人数を集計している。
東京都内で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京都の小池知事は30日午後5時すぎから臨時の記者会見を開き、現在の感染状況について、「『感染拡大特別警報』の状況だ」と述べ、強い危機感を示しました。 そのうえで、会食を通じた感染が相次いでいるとして、酒を提供する都内の飲食店やカラオケ店に営業時間の短縮を要請し、応じた中小の事業者に協力金を支給することを表明しました。 このなかで小池知事は、30日開かれた都のモニタリング会議で、都内の現在の感染状況が4段階ある警戒のレベルのうち引き続き、最も深刻な表現となったことを説明しました。 そのうえで、「先生方からの意見をふまえると現状はこれまでの『感染拡大警報』と申し上げていたところに2文字を加えて、『感染拡大特別警報』の状況だと認識している。一刻の猶予も許されない」と述べ、強い危機感を示しました。 また、小池知事は、最近、会食を通じた感染が相次いで
東京都は、30日、都内で新たに367人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で1日に確認される人数としては、今月23日の366人を上回り、これまでで最も多くなります。 このうち20代と30代は合わせて236人に上り、全体のおよそ64%を占め、40代と50代は合わせて83人で、全体のおよそ23%を占めています。 また、367人のうちおよそ44%に当たる163人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ56%の204人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。 濃厚接触者の内訳では、家庭内での感染と職場内の感染がそれぞれ44人となり、いずれもこれまでで最も多くなりました。中には、演劇の稽古をしていた出演者やスタッフ20人以上の感染が確認されたケースも含まれているということです。 このほか、会食での感染が17人、施設内での感染が6人
業病(ごうびょう)とは「前世の悪業(あくごう)の報いでかかるとされた、治りにくい病気。難病」(デジタル大辞泉)。元東京都知事の石原慎太郎氏(87)がツイッターに「業病のALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵され自殺のための身動きも出来ぬ女性」と投稿したことへの批判が止まらない。この種の問題発言は初めてではない。毎日新聞の過去記事データベースから物議を醸した発言を探してみたら、出てくる、出てくる、目を疑うような問題発言の数々。なぜ繰り返されるのか。当時、言及された当事者や差別思想に詳しい識者に石原氏の発言に通底するものを語ってもらった。3回シリーズで連載します。【野村房代、牧野宏美/統合デジタル取材センター】 患者に責任ないのに「悪業の報い」とは 最初は10年前、「どこか足りない感じがする」と言及された性的少数者から。その前に、今回批判されている問題のツイートを振り返ってみたい。 石原氏は7月27
30日午前9時半すぎ、気象庁は関東や東海などの広い範囲で強い揺れが予想されるとして、緊急地震速報を発表しましたが、震度1以上の揺れは観測されませんでした。気象庁は「誤報」だとしたうえで「速報の処理において震源を本来と異なる位置に決定した。多大な迷惑をかけたことをおわびします」としています。 しかし、実際には体に感じる震度1以上の揺れは観測されませんでした。 速報が出る前の午前9時36分ごろには、鳥島近海を震源とするマグニチュード5.8の地震が発生していましたが、気象庁は、この地震をシステムが処理する際に、震源を本来と異なる房総半島南方沖に決定し、マグニチュードを過大に推定したとしています。 過去には同時刻に複数の地震が起きたことで、震源やマグニチュードの推定を誤る事例もありましたが、今回は、これにもあてはまらないということです。 気象庁は今回の発表を「誤報」だとしたうえで、加藤孝志地震津波
マスクをつけることが難しいという人たちがいます。自分がつけることだけでなく親しい人がつけることも苦手だという人もいます。それぞれに理由があり悩みはつきないようでした。悩みからつながる心の痛みが少しでもやわらぐようにと今、支援の動きも出てきています。(ネットワーク報道部記者 和田麻子 大窪奈緒子 秋元宏美 高知放送局記者 野町かずみ) 「マスクが苦手」「つけられない」 新型コロナウイルスの感染の広がりで、マスク姿が当たり前のようになる中、ツイッター上には“つけられないこと”を分かってほしいという声や、つらい気持ちを打ち明ける声がたくさんあることに気付きました。 声をあげているのは感覚過敏などの症状がある発達障害の当事者やその保護者が目立ちます。感覚過敏は視覚や触覚など五感への刺激で、痛みなどの過剰な感覚が引き起こされると考えられています。 (ツイッターより) 「自閉症ゆえの感覚過敏でマスクが
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