スマートフォン(多機能携帯電話)などの無料通信アプリ「LINE(ライン)」を介し、少年が関係する性的犯罪が増加しているとして、京都府と府警が、アプリの運営会社「LINE」(東京都)に対し、違法・有害な情報の拡散防止対策などを要請する文書を送付したことが府と府警への取材で分かった。自治体や警察が同社に対策を求めるのは初めてという。文書は17日付。 府警少年課などによると、府児童ポルノ規制条例はインターネット事業者に児童ポルノの流通や拡散を防ぐ責務があると規定。ラインが児童ポルノや児童買春などの犯罪の温床になっているとしている。 文書では▽利用者(少年)と保護者に対する啓発▽違法・有害な情報に容易にアクセスできない仕組み作り--などを求めている。 LINE社は「文書が届いておらず、確認できていないためコメントを控える」としている。 府警は6月までに、ラインを利用して児童ポルノ動画を交換したとし
都内自治体で来年度から閲覧できるようになる国土地理院の各年代の地形図と土地条件図(写真は葛飾区北東部)=柳澤一男撮影 首都直下地震などでの液状化被害に備えてもらうため、東京都は来年度から、約80年前までさかのぼって土地の履歴が分かる古い地形図を各区市町村の役所・役場に常備し、一般向けの閲覧を始める方針を固めた。全国初といい、必要経費を来年度予算案に盛り込む。14年度からはインターネットでも公開する計画だ。 都が昨年4月に公表した首都直下地震の被害想定では、液状化により最大で1134棟が全壊、6万3045棟が半壊するとされた。南海トラフで発生する巨大地震でも、国は都内の約1000棟が液状化で全壊するという予測を出している。 都内を震度5強の揺れが襲った東日本大震災では、東部の5区(墨田、江東、足立、葛飾、江戸川)の8カ所56棟で建物の傾きや基礎部分の沈下の被害が確認された。東京湾の埋め立て地
落合洋司弁護士 遠隔操作ウイルスによる犯罪予告事件で、「真犯人」の可能性のある人物から13日夜、報道機関や弁護士事務所などに届いたメールは、送信する際に匿名化ソフト「Tor」が使われ、海外サーバーを経由していたことが捜査関係者への取材で分かった。添付された写真には横浜市保土ケ谷区内で撮影されたことを示す記録があり、警視庁などの合同捜査本部は周辺の聞き込みを続けるとともに、メールの解析や発信元の特定を進めている。 警視庁などによると、「真犯人です」というタイトルのメールは、先月、犯行声明が送られた落合洋司弁護士を含め計7カ所に送られ、いずれも13日午後11時55分ごろに受信していた。メールには「ミスしました。ゲームは私の負けのようです。捕まるのが厭(いや)なので今から自殺します」「さようなら。また来世---」などと記載されていた。 添付された写真は同11時12分に撮影したとみられ、13日付の
全国農業協同組合中央会(JA全中)が「将来的な脱原発に向けた取り組みを実践する」とする決議を11日に東京都内で開くJA全国大会で行うことがわかった。万歳章会長が5日の記者会見で明らかにした。JAグループが脱原発を表明するのは初めて。決議では、JAグループとして太陽光や小水力発電など再生可能エネルギーの活用と、節電・節水などの省エネルギーに組合員、地域住民が取り組む姿勢を明確にする。 万歳会長は「我々は国民に安全・安心な農畜産物を提供するのが使命。原発事故の放射能汚染は後始末ができない。こういうリスクを踏まえてまで原発をやる必要があるのか」と述べ、政府に早期の脱原発に向けた政策の実現を求めていく方針を明らかにした。政権交代などで民主党政権の脱原発依存の政策が変わる可能性があることについては、「ドイツ、ベルギー、イタリアなどで脱原発の世界的な流れができている。社会の方向は脱原発になると思ってい
秘密会のため福島県庁を訪れた検討委員会のメンバーら=2012年9月11日午後1時過ぎ、武本光政撮影 東京電力福島第1原発事故を受けた福島県の県民健康管理調査について専門家が意見を交わす検討委員会で、事前に見解をすり合わせる「秘密会」の存在が明らかになった。昨年5月の検討委発足に伴い約1年半にわたり開かれた秘密会は、別会場で開いて配布資料は回収し、出席者に県が口止めするほど「保秘」を徹底。県の担当者は調査結果が事前にマスコミに漏れるのを防ぐことも目的の一つだと認めた。信頼を得るための情報公開とほど遠い姿勢に識者から批判の声が上がった。【日野行介、武本光政】 9月11日午後1時過ぎ。福島県庁西庁舎7階の一室に、検討委のメンバーが相次いで入った。「本番(の検討委)は2時からです。今日の議題は甲状腺です」。司会役が切り出した。委員らの手元には、検討委で傍聴者らにも配布されることになる資料が配られた
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