くるりが4年ぶりとなるオリジナルアルバム「ソングライン」を9月19日にリリースする。 シングル「その線は水平線」を経て完成した本作は、オーガニックな聴き心地のある、懐かしさと新しさが同居したアルバムとなった。3人はバンドとしてひさしぶりのアルバムをどのように作り上げたのか。アルバムの着想点や、試行錯誤を繰り返した制作の裏側を聞いた。 取材・文 / 柳樂光隆 撮影 / 須田卓馬 これまでと作り方を変えた「ソングライン」 ──このアルバムを作り始めたきっかけと、なぜこのタイトルになったのかを教えてください。 岸田繁(Vo, G) 前作のアルバムが出てから4年経って、その間にベスト盤とか出しましたけど、ファンファンが産休に入りまして。それくらいのタイミングで「ふたつの世界」「かんがえがあるカンガルー」「琥珀色の街、上海蟹の朝」とシングル的な曲の制作を途切れずにやってたんです。そういう曲は落としど
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