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ブックマーク / eetimes.itmedia.co.jp (3)

  • NANDフラッシュの基本動作(後編)

    前編に引き続き、NANDフラッシュメモリの中身を解説する。今回は、NANDフラッシュメモリに特徴的なMLC(Multi-Level Cell)方式、TLC(Triple-Level Cell)方式といった多値記憶技術の他、書き換え回数やデータ保持期間などを説明する。 多値記憶技術とNANDフラッシュ NANDフラッシュメモリの特徴に、「多値記憶技術」の導入がある。多値記憶とは、1個のメモリセルに3値以上の値を記憶する技術を意味する。通常のメモリセル(多値記憶ではないセル)は2値、つまり1ビットのデータを記憶する。 NANDフラッシュメモリの場合、多値記憶は1個のセルトランジスタに3通りのしきい電圧をプログラムする技術として開発が始まった。消去動作によるしきい電圧と合わせると、4通りのしきい電圧が存在する。すなわち1個のメモリセルに2ビットの値を記憶させることになる。 半導体メモリの世界では

    NANDフラッシュの基本動作(後編)
  • 「HDDが壊れる」まで(前編)

    HDD(Hard Disk Drive)と言えば、PCの周辺機器のなかでも壊れやすい製品の代表だろう。HDDの「突然死」に見舞われた経験を有するユーザーは少なくない。2009年に発表された調査結果によると、国内のPCユーザーの約4割が、HDDの故障を経験している。最近では、ソニーのネットワークレコーダー「nasne(ナスネ)」がHDDの故障によって発売延期を余儀なくされた。 HDD産業の業界団体である日HDD協会(IDEMA JAPAN)によると、HDD内のデータが失われる原因の40%がハードウェアの故障によるもので、最大を占める(図1)。次が人為的なミスで、29%と約3割に上る。人為的なミスの多くは運搬や取り扱いなどによるもので、「nasne」のHDD故障も運搬が原因ではないかとみられている。

    「HDDが壊れる」まで(前編)
  • WiGigは急速に普及か――2017年に累計出荷15億台の予想も

    2014年内にも出荷される見込みの無線通信規格「WiGig」対応製品が急速に普及しそうだ。米調査会社によると、2014年から勢いよく普及し、2017年には15億台もの機器がWiGigに対応するという。 新たな高速無線通信規格「WiGig」が、民生機器市場で急速に普及しそうだ。 WiGigはもともと、業界団体「Wireless Gigabit Alliance」の略語を示していたが、同団体は2013年にWi-Fi Allianceに統合されている(関連記事:60GHz帯通信の勢力図、Wi-Fi AllianceとWiGigの合併でどう変わる?)。WiGig規格は、数Gビット/秒のデータ伝送速度で無線通信を提供できる。 WiGig対応機器は、2.4GHz帯と5GHz帯、60GHz帯を利用する。最大データ伝送速度は7Gビット/秒と高速で、他のWi-Fi対応機器との互換性も維持することができる。し

    WiGigは急速に普及か――2017年に累計出荷15億台の予想も
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