「いらっしゃいませ」 メーカーズシャツ鎌倉常務取締役の貞末奈名子(さだすえななこ)さんは、会社の発祥の地である鎌倉本店で、笑顔で迎えてくれた。メーカーズシャツ鎌倉は、貞末さんの両親である、貞末良雄さん、タミ子さんが立ち上げた「年間30万枚のシャツ」を売る、日本一のシャツのスペシャリティーストアとして注目されている。 貞末さんが着ているのはもちろん自社製シャツ。女性用でフリルがついているが、ブラウスではなくあくまでレディース用もシャツである。ボトムはパンツで、キリリとした印象。店舗で働くほかの販売員の女性も、皆イメージが似ている。 「シャツを売るというのは、カジュアルショップではないので、上品な美しい女性としての姿勢でいてほしい、といつも指導しているんです」 しばらく店舗にいると、入ってくるお客のほとんどがリピーターだと分かるが、顧客相手に販売員の女性たちが熱心でしっかりした対応をしている。
![手頃な価格で国産にこだわる、本格派シャツメーカー:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)