数字で会社を読む 週刊ダイヤモンドで好評連載中の「数字で会社を読む」。各業界・企業を担当する第一線の記者が、ポイントを絞った財務分析で企業・産業に切り込みます。 バックナンバー一覧 国内市場が伸びないので海外市場へ──。NTTグループらしからぬ、急進的な海外M&Aを続けてきたシステム開発首位のNTTデータは、見た目の好調ぶりとは裏腹に深刻な悩みを抱えている。 NTTデータは、静かに悩んでいる──。 1985年の「通信の自由化」(NTTの民営化)の流れのなかで、88年にNTTグループから切り離されて以来、過去20年間増収増益を続けてきた。そして、2007年度には、悲願の連結売上高1兆円を突破することができた。 だが、09年度連結決算では第3四半期直後、同じく10年度決算でも第2四半期直後に、業績の下方修正を行った。創業以来、快進撃を続けてきたNTTデータが2年連続で減益に転じたのだ。 その原
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