ゴールドマン・サックス・グループは円の対ドル相場について、日本銀行がハト派的な姿勢を堅持すれば30年余り前の水準まで円安が進む可能性があるとの見方を示した。 カマクシャ・トリベディ氏ら同行ストラテジストは、円は今後6カ月で1ドル=155円を付けると予想。これは1990年6月以来の円安水準となる。以前は1ドル=135円を予想していた。 25日付のリポートでストラテジストらは「日銀が利上げからほど遠い状況にあり、株価が適度に下支えされている限り、円安傾向は続くだろう」と記した。米国の成長見通しが改善していることも円弱気見通しの一因だという。