鬼怒川から大規模な水害が発生した茨城県常総市で11日、住民の逆井(さかさい)正夫さん(67)が「これは人災だ」と訴えた。同市若宮戸地区では、昨年3月ごろから大規模太陽光発電所(メガソーラー)が建設されたことがきっかけで自然堤防が削り取られた。豪雨による濁流はその場所から越水し、住宅地をのみ込んだとみられる。 近隣住民で最後までメガソーラーの建設に反対していたのは逆井さんだった。昨年3月ごろから常総市、国土交通省の担当者らに鬼怒川氾濫の恐れを訴えた。今回の水害では同市三坂地区の堤防が決壊し、若宮戸地区で越水が発生した。 建設場所は私有地だったが、「生命や財産を失う不安があった。それらを守る権利が国民にはある」と声を上げ続けた。しかし、同年5月には、同市石下庁舎の職員に「何かあれば自己責任で逃げてください」と切り捨てられた。「鼻つまみ者にされたんだ」。役所に味方にされず、逆井さんは地域で孤立し
▽断水の影響も続いています。県によりますと、常総市では浸水した東部地域の1万1664世帯すべてが断水しています。このため、常総市では避難所など7か所に給水車が出て、給水を行っています。給水車が置かれているのは、市役所の本庁舎、報国寺、水海道宝町にある「市民の広場」、水海道第一高校、三妻公民館、水海道天満町にある「ふれあい館」、水海道小学校の7か所です。このうち市役所の本庁舎で配られる水は飲み水としては使えないものの、それ以外の6か所は飲むこともできるということです。 ▽次に電話です。NTT東日本によりますと、午前10時現在、茨城県内では、常総市、つくばみらい市、それに坂東市の3つの市で、合わせて2万7000の固定電話の回線がつながらなくなっています。また、NTTドコモの携帯電話も常総市、つくばみらい市、つくば市、大子町、坂東市、取手市、守谷市、日立市の8つの市で、つながりにくくなっています
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