PC用モニターなどを展開するナナオは1月17日、社名を4月1日付けで「EIZO」に変更すると発表した。 創業地にちなんだ社名とコンピュータ用モニターのブランド名を使い分けてきた。海外のグループ会社は「EIZO」を冠しており、社名とブランド名を統一することで世界市場で認知度を高め、グループ一体として競争力の強化と成長を図っていくとしている。 本体の社名変更に伴い、「ナナオエージェンシー」が「EIZOエージェンシー」に変更するなど、グループ企業の社名も統一する。 同社は1968年に「羽咋電機株式会社」として設立され、73年に「株式会社ナナオ」に変更。80年にアイレムを子会社化し、85年にコンピュータ用CRTモニターを開発して「EIZO」ブランドで欧州向けに販売を始めた。国内では「NANAO」で販売しており、「EIZO」ブランドに統一したのは96年だった。