2008年1月3日、渋滞する中国・北京(Beijing)の幹線道路。(c)AFP/TEH ENG KOON 【1月4日 AFP】2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国産標準油種(WIT)2月渡しが一時、史上初めて1バレル100ドルに達した。中国の歯止めがかからない原油需要が、原油価格高騰の一因になってはいるが、主要因ではないとアナリストは分析する。 投機取引、中東などでの情勢不安、米国の石油備蓄増加努力、ドル安などの方が、中国よりも原油価格を100ドルに押し上げた貢献度が高いという。 フランスの石油アナリストAlain Sepulchre氏は、「中国の石油需要は増加しているが、爆発的なものではない」と指摘、「中国は口実として利用されている」と語る。 中国は世界第2位の原油輸入国。国際エネルギー機関(International Energy Agency、IEA)は、