はしご酒(4軒目) その百と百と七十八 「ワールドワイド ナ ココダケノ ハナシ」 仕事帰りにチョイと一杯ひっかけて、ヤレ、上司にムカつく、やら、ヤレ、あのタレント、この頃ナニサマ!?、やら、ヤレ、国の愚策に、バカじゃないの、やら、と、言いたい放題に花が咲く、という、一般ピーポーの、細やかなる憂さ晴らし、に、それほどの罪があるとは思えない。のだけれど、そんな限りなく無責任な「ココだけの話」が、限りなく無責任にワールドワイドな広がりを見せてしまうところに、ネット社会が潜在的にもっている罪の深さがあるのだろう。 考えれば考えるほど、そんな気がしてくる。 「いわゆる、ネット社会のような世界、特有の、ワールドワイドなココだけの話、って、かなり罪深いと思うのですが」、と私。 「ほ~、ワールドワイドなココだけの話ね~、なるほど~ウンウン・・・。その責任のもたなさ具合からして、どこからどう見てもココだけ