三浦春馬さんの訃報を聞いて、しばらくして思い出した映画です。 瀬尾まいこさんの小説が原作の、ある家族の映画について、レビューを書きました。 ネタバレがありますのでご注意ください。 苦しさを癒やしきれずに自ら命を絶つ方が減り、少しでも助けを求めやすい場が増えることを祈ります。 あらすじ 映像の美しさ 人のもろさ 家族の温かさ おわりに あらすじ 長野県に住む中学生の佐和子は、父と兄との三人暮らし。 母は近所で別居中であるが、時折佐和子は母を訪ね、母も時たま家を訪れる。 父が、「父さんは父さんであることをやめようと思う」と何度目かに宣言したある日、転校生の大浦が学校にやってくる。 何でも器用な兄の直ちゃんは、何人目かの彼女を家に連れてくるが、佐和子は彼女が別の男と親しくする様子を目撃してしまう。 同時に、人懐っこい大浦との距離は徐々に縮まり、佐和子にとって特別な存在になっていく。 父の起こした
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