また、セリ取引が主体のためコストの上昇分を価格に転嫁しづらく、燃料費が上がることの打撃を直接漁業者が受けていることになる。 今回の一斉休魚のほか、全国から漁業者3000人が東京の日比谷に集まり、全国大会を行うことで、漁業の現状を世間に広く知ってもらうと共に、政府には緊急対策を求めていく方針との事。 【原油価格150ドル超なら漁業の4割が廃業・生産量は最悪半減へ】にもあるように全国漁業協同組合連合会では「1バレル150ドルまで原油価格が高騰すると4割の漁業者が廃業しかねない」という試算を6月に出している。現在の原油価格はすでにその域に近づいており、今回一斉休漁という形で現状を訴えるのも合点がいくというもの。 グラフを見る限り元々燃料費の上昇によるコスト問題は、漁業そのものの大きな課題として持ち上がっていたようだ。しかし昨今の原油価格の高騰が急すぎて、対処が間に合わないというのが実情。今件は原