「靴」といわれて皆さんの頭の中にぱっと浮かぶのは、どのようなスタイルですか?私は茶色のダービーを思い浮かべます。 ダービーは外羽根式と呼ばれ、クウォーター(腰革)がヴァンプ(爪先革)の上に縫い付けられているスタイル。このスタイル、ロンドンのジョン・ロブではナビ・カット(NAVVY・CUT)と呼ばれています。NAVVYとはイギリスで肉体労働者を指し、彼らが作業ブーツとして外羽根式のブーツを履いていることからこのように呼ばれています。昔はハイキング用、ウォーキング用として履かれていましたが、今ではオフィスやフォーマルな場でも履かれていますし、ジーンズにも合わせやすいのでとても便利なスタイルです。しかも、女性でもこのスタイルは履きこなしやすく、(女性用はギブソンと呼ぶ)紐でぎゅーと締めたり、たっぷり緩めたり出来るので、コンフォート・シューズにもこのスタイルは多く使われています。 外羽根式の構成上
![『英国紳士靴デザイン パート1;ダービー』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/de4b1dbf31f6f349429e8c6871fcbe86cde0bec0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstat.profile.ameba.jp%2Fprofile_images%2F20190321%2F21%2F0f%2FfW%2Fj%2Fo02500250p_1553170710513_hliut.jpg)