ドラッグストアを訪れると、驚くほどの多くのかぜ薬が並んでいる。「一体どれを選んだらいいのだろう?」と考え込んだ人もいるはずだ。さらに、最近はテレビCMで見たこともないようなPB(プライベートブランド)のかぜ薬も並んでいる。そうしたなか、昨今は自分自身で健康を管理し、疾病を治療する“セルフメディケーション”が叫ばれている。そこでWebサイト「薬局の薬・OTC薬の豆知識」(http://yuho.main.jp/)を主宰する薬剤師の新井 佑朋さんに「PB時代のかぜ薬の選び方」を寄稿していただいた。 「PB(プライベートブランド)商品」がコンビニやスーパーの店頭を賑わせている。PB商品とは、コンビニやスーパーなどの流通業者が独自に企画した製品で、人気商品や息の長い定番品をベースに企画されたものが多く、食品や日用品を中心に増えている。例えば、セブンイレブンの「セブンプレミアム」や、イオンの「トップ