それぞれ独特の世界観で会場を盛り上げるプロレスの入場テーマ曲。選手の登場とともに観客を熱狂させるその音楽は、試合の感動と重なって、これまで繰り広げられてきた幾多の名勝負を思い出せてくれる。プロレスファンならずとも、曲を聞けば当時の鮮烈な記憶がよみがえってくるのではないだろうか。 実況アナウンサーとしてリングサイドでプロレスを見続けてきた清野茂樹氏に、思い出のプロレス入場テーマ曲をランキング形式で選んでもらった。選手の歩んできた歴史と一緒に、忘れられない名曲を懐かしんでいただきたい。 ■第5位 長州力の入場テーマ曲「パワー・ホール」 まずは、58歳の現役選手、長州力選手のオリジナルテーマ曲が第5位にランクイン。黒いタイツと白いシューズ同様、長州選手が“噛ませ犬発言”以前から愛用しているものです。リング上を縦横無尽に走り回る長州選手のハイスパートレスリングのイメージとぴったりなシンセサイ