EC化率の増加で見えてきた課題 ストライプインターナショナルでは、「ライフスタイル&テクノロジー」を事業領域とし、従来のファッション領域においても事業成長のために、テクノロジーを活用している。直近ではEC事業の成長に加え、リアル店舗のデジタル化によりエンゲージメントを高める取り組みを行っている。 店舗展開を主軸にした企業がEC事業をはじめる際、「EC化率」(全体売上のうちEC売上の割合)を上げることをKPIにしていることが多い。それは「成長率」の観点でリアル店舗とECを比較した場合、リアル店舗よりもECの方が成長率は高く、ECの売り上げを伸ばしていくことがやがて会社全体の売上増へと繋がるからである。 しかし、EC化率のアップを目的に運営していると、今度は収益面や顧客満足度に課題が見えてきた。なぜなら、EC化率を上げるために、クーポンなど使ってECでの値引き率を高めたり、キャンペーンの数を増